平成30年2月定例会個人質問

自由民主党岡山市議団 三木亮治

1,岡山市公共交通のあり方について

先日、両備グループの小嶋代表がグループのバス2社が赤字路線31路線の廃止を届け出たことを発表しました。「めぐりん」の県道西大寺線への乗り入れが国交省で認可されたことへの抗議、問題の投げかけとして行われたものであります。路線に関係する市民、自治体は大きなショックを受けております。

地方のバス事業者はマイカー社会の進展や人口の流失による利用者の大幅な減少で路線の維持が困難な状況となっており、路線の廃止やバス事業からの撤退を余儀なくされている状況であります。

岡山市内においても状況は同じで多くの赤字路線を数少ない黒字路線で何とかカバーしてきました。今回、その黒字路線を狙い撃ちにした参入が認められたことは今後の公共交通網を壊すものであります。

2002年の道路運送法改正による規制緩和は地方の現状には全く合いません。同法の見直し、国による財源の確保で地域公共交通を守ることが必要であります。

この度、大森市長は法定地域交通協議会の設置を宣言、倉敷市長・玉野市長・瀬戸内市長も岡山県知事に対し、協議会の設置を陳情されました。

私は、以前より公共交通の維持発展は行政が関与すべきと主張してきました。そのためには2002年の道路運送法の改正と自治体への権限移譲、国による財源の確保がどうしても必要と考えます。また、事業者の意志の統一がなくてはならないと思います。そこで数点お尋ねいたします。

(1)国交省ご出身の大森市長、同法の改正と自治体への権限移譲についてのお考えと国へのアプローチについてお考えをお示しください。

(2)法定協議会には全事業者が入っていただけますか

(3)運賃が安ければ利用者にはメリットがあると感じるものと思いますが、不必要な運賃の値下げは利益を減らし、財務体質の悪化を招き、赤字路線の切り捨てに繋がります。適正な運賃で足並みを揃えることはカルテルとは違うと思いますが、市長のお考えをお示しください。

(4)運賃もそうですが路線についても行き過ぎた競争、他社路線への乗り入れについても事業者間の調整がつかなければ市が関与すべきと思いますが、市長はどのようにお考えでしょうか。

(5)現在、岡山市においては公共交通のあり方について検討されておられます。しかしながら岡山市の強いリーダーシップがなければ全ては絵に描いた餅にしかならず未来は見えません。国による法改正がなくても、国による権限移譲がなくても、国による財源の確保がなくても、岡山市は公共交通を守り育て、充実させなくてはなりません。市長の決意・お考えをお示しください。

(6)少子高齢化は既に岡山市でも始まっており、高齢者数は増加の一途です。その高齢者は運転免許を返上していきます。公共交通がない所ではタクシーや

地域の人の協力なしでは何処へも行くことができない交通難民となります。中山間地域の住民は生きることすら困難になると言わざる負えません。そうした市民にどのように寄り添った政策をうてるのか。お考えお示しください。

(7)岡山市内バスにおける障害者・高齢者の運賃割引は事業者の裁量で負担をされています。他都市においては行政が負担しているとお聞きしていますが、岡山市みおそうあるべきと思いますが如何でしょうか。

 2,表町商店街の再生について

岡山市は岡山市民会館・岡山市民文化ホールの老朽化に伴い、商店街再生の起爆剤としてこれらを表町三丁目(千日前)に移転新築することを決めました。これにより、表町商店街が再生出来るかもしれないという期待が大きくふくらむこととなりました。しかし、再開発ビルにこれらが入り、多くの利用者が出入りし、このビルに多くの住民が住まいを構えても無策ではかつての賑わいを取り戻すことは出来ません。そこで数点お尋ねいたします。

(1)今や表町商店街もシャッターが目立ちます。家賃が高く借り手がつかない、家主が貸したがらない。理由は様々ですがシャッターの降りてる店舗が増えています。適正な家賃、家主が安心して貸すことができる。そこでこうした賃貸情報と相談業務を行う「中間管理機構」を商店街・商工会議所・岡山市3者で立ち上げることを提案したいと思います。当局のお考えをお示しください。

(2)「オランダ通り」という名は「オランダおいね」がここに住んでいたことから名付けられたことをご存じでしょうか。「おいね」の父はシーボルト、文正10年、1827年に長崎で生まれました。1970年3月30日から同年9月26日にTBS(ポーラテレビ小説)で放映されたドラマ「オランダおいね」主演は今も活躍中の「丘みつ子」平均視聴率は19.4%。全国に「おいね」の名前がしられました。そこでお尋ねします。

これは市内の実業家の方から表町の空き店舗を活用してで「オランダおいね」の記念館をしようかというお話を聞かせていただきました。市長さんはご存じでしょうか。もう一点、このドラマ「オランダおいね」をリメイクして新しい「オランダおいね」を全国放映していただけないか働きかけをしたらと思います。お考えをお示しください。

(3)日本で初めて空を飛んだことで有名な「鳥人 孝吉」今の玉野市八浜の出身ですが、江戸時代 1785年、京橋から鳥のような装置を装着して京橋から飛んだそうです。これもインパクトのあること思いますが何か活用する事が出来ると夫mおいます。如何でしょうか。

(4)表町の鐘撞き堂も再興できませんでしょう

(5)再開発の誘発策として表町の区画の見直し等、グランドデザインを考える、そして容積率等、規制緩和を図るべきと思いますが如何でしょうか。お考えをお示しください。

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